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耐震、免震、制震の違いについて

今回は、マンション選びで重要になる建物の揺れ対策について。

日本のマンションでは、通常の①耐震構造に加えて、建物の揺れを軽減する②免震構造、③制震構造を採用する物件が増えている。

①耐震構造は、通常の板状マンションで昔から採用されているもので、文字通り地震の揺れに対して耐える構造。
柱や梁(はり)、壁など建物を支える部分を頑丈に造ることによって、地震が起こっても崩れたり倒れたりしないような構造。
現在の新耐震基準では震度6強~7程度、つまり阪神大震災レベルの地震が起きても、建物の構造部分の倒壊・損壊がなく、潰れて人が下敷きになって亡くなることがないことを目標にしている。
つまり、揺れに対して正面から強い建物を作るイメージ。

一方で、多くのタワマンで採用されているのが免震、制震構造。免震は地震の揺れを免れる構造、制震は地震を制御する構造。

②免震構造とは基礎と建物との間に免震装置を設置する構造。地震の際、この免震装置が変形して、激しい揺れをゆっくりとした揺れに変え、人や建物の被害を少なくする。専門的な言い方をするなら、免震装置により建物の固有周期を2~5秒程度の長い周期領域に移して、地震のエネルギーを吸収するとともに、揺れが建物に直接そのまま伝わらないようにしている。

③制震構造とは、建物内の要所要所に揺れを吸収する制震装置を設置し、入ってきた揺れや振動を吸収して建物自体の揺れや振動を小さくする構造。地震の揺れをいったん建物が受け止め、制震装置で素早くその力を吸収する仕組みだ。制震装置の主なものには、オイルダンパーや鋼材ダンパー、制震パネルなどがある。オイルダンパーは、建物の柱と梁の間の壁に設置され、揺れでシリンダーが作動して内部に注入された粘性度の高いオイルを圧縮、その抵抗で地震エネルギーを吸収する。当初はオフィスやホテルなどの超高層建築物で用いられてきたが、最近は超高層マンションでも導入が増えている。

以下に耐震、免震、制震の特徴をまとめている。

■耐震構造の特徴と注意点
・揺れが激しく、特に建物の上部ほど激しく揺れる
・建物の倒壊、損壊はないが、損傷する恐れがある
・繰り返しの揺れで建物の破壊が増していく恐れがある
・震災後の修繕にコストがかかる恐れがある

■免震構造の特徴と注意点
・建物の変形が少ないため、構造体の損傷が少なく、地震後も継続使用できる
・ゆっくりと揺れるため、外壁や間仕切り壁、天井材など非構造材の脱落や破損が防げる
・縦揺れに対しては、横揺れほど効果を見込めない
・長周期地震動に共振しやすい
・免震装置は竣工後の定期点検、大地震直後は臨時点検が必要
・軟弱地盤や液状化の恐れのある地盤に向かない場合がある
・想定外の巨大な地震力が加わると積層ゴムが破断する恐れがある

■制震構造の特徴と注意点
・地震による建物の変形を抑えることができる
・繰り返しの揺れにも強い
・風揺れ対策などにも効果がある
・地面の揺れがおさまった後も建物が揺れ続けるのを早く抑えるのに効果がある(長周期地震動の揺れに効果的)

耐震・免震・制震のどれがいちばん有効かは結論は出ていない。なぜなら、超高層タワマンに地震が直撃したことはないから。

10階~20階程度までの中低層物件では耐震構造で十分であることは、これまでの震災で証明されている。

一方で、超高層マンションの免震・制震構造が本当に有効かは不明であり、超高層タワマン購入の際の最大のリスクとなるだろう。
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さこはる

高級住宅街の某高級マンション在住のさこはるです。主に都内の不動産情報に加えて、住宅ローンや金利動向などについても情報提供していきます。東京オリンピックに向けて地価上昇が著しい都心三区、湾岸エリアを中心に新築・中古マンションへ実際に訪問し、これからマンションを購入する方、売却を検討している方、不動産投資を検討している方のお役に立てれば幸いです。

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